大阪電子専門学校を運営しているのは、木村学園という学校法人だ。この学校法人が運営している学校は、現在は大阪電子専門学校の一校だけだが、一時期、大阪ゲーム専門学校という専門学校を運営していたこともある。大阪ゲーム専門学校がどんな学校だったのかということについては、5ちゃんねる(当時は2ちゃんねる)に開設されたこの学校のスレッドが参考になる。このスレッドは、住人の大半がこの学校の学生と思われ、内部の者しか知り得ない情報も書き込まれている。5ちゃんねるにある大阪ゲーム専門学校のスレッドでしばしば話題になっているのは、ゲームプログラマーを養成するコースには数学の科目も物理の科目もなく、ゲームグラフィックデザイナーを養成するコースにはデッサンの科目がないということだ。それらの科目がない理由は、ゲームプログラマーになるためには数学や物理の知識が必要だということ、ゲームグラフィックデザイナーになるためにはデッサン力が必要だということを学生に知られたくないかららしい。それを知った学生は、自分にはゲームプログラマーやゲームグラフィックデザイナーになることはできないと悲観して、この学校を退学してしまうだろうという計算が働いていると思われる。大阪ゲーム専門学校は、学生をゲーム業界に送り込むという使命を最初から放棄している。この学校が学生に提供しているのは、自分もゲーム業界に就職できるという夢だけだ。この学校のスレッドの472と631が指摘しているように、この学校は、確かにテーマパークに似ている。大阪ゲーム専門学校は、木村学園が専門学校の新しいビジネスモデルを試してみるために作られた実験場だったと考えられる。この学校で試された新しいビジネスモデルというのは、テーマパークを模倣したものだ。つまり、就職するために本当に必要となる技能は教えないで、就職できるという夢を与えることによってその対価を得るというビジネスモデルだ。木村学園は、このビジネスモデルが成り立つかどうかを、学校を作って実験していたのだ。この実験が成功だったか失敗だったかということは、ウィキペディアに書かれている入学者の推移を見れば一目瞭然だ。大阪ゲーム専門学校が短期間で崩壊したことによって、学校法人木村学園は、専門学校においてはテーマパーク型ビジネスモデルは成り立たないという知見を得た。しかし、専門学校の新しいビジネスモデルを…
ウィキペディアによれば、大阪電子専門学校の現在の卒業生の数は約3万人だそうだ。この学校が開校したのは約70年前のことだから、平均すると、一年ごとに400人を超える学生が卒業していったことになる。しかし、現在の一年ごとの卒業生は、400人には遠く及ばないと思われる。大阪電子専門学校の学生数は、公表されていない。しかし、それが驚くべき少なさだということを伺わせる手がかりはいくつもある。たとえば、2年ほど前、ひさやききゅう氏という人が、こんな衝撃的なツイートをしている。大阪電子専門学校って、校舎の前よくとおるんだけど、学生が出入りしたとこみたことないんだけどなんでだんだ— ひさやききゅう (@Qwertry_02) 2015年11月7日ひさやき氏が校舎の前を通る時間帯と登下校の時間帯とが一致していないという可能性もあるが、たとえそうだとしても、学生が何百人もいたとすれば、遅刻したり早退したりする学生を目撃する確率は高いだろう。ひさやき氏のこの証言は、この学校の学生数が著しく少ないという事実を裏付けるものだ。また、この学校のTwitter公式垢は、2017年2月にこんなツイートをしている。本日は終業日。3学期終了パーティをしましたよ!
学生からのリクエストで豚汁も登場。20人分は綺麗に完食Σ(・ω・ノ)ノ!
皆おいしく食べながらのビンゴゲームでは豪華(??)景品も登場。和気藹々と学科を超えた交流で楽しい時間を過ごしました。ゆっくり休んで新学期元気に登校してね! pic.twitter.com/hlgv9jvhT8— 大阪電子専門学校[公式] (@OEC0043) 2017年3月1日このツイートをした中の人にとって、3学期終了パーティの参加者が20人分の豚汁を完食したことは、特筆に値することだった。だとすると、参加者の人数は、多くても30人程度だろう。もしも参加者が何十人もいたのなら、たとえ20人分の豚汁を完食したとしても、それが特筆に値すると思う人は誰もいなかっただろう。さらに、この学校のTwitter公式垢は、2017年の卒業式が挙行されたことを写真付きで報告している。今日は卒業式!
当校で2年間、プロになるための専門知識を学び、社会に貢献するために巣立つ学生たちを見送ります。
これからの皆様の活躍をお祈りします。元気で頑張ってね!!(≧∇≦)/ pic.twitter.com…
学生からのリクエストで豚汁も登場。20人分は綺麗に完食Σ(・ω・ノ)ノ!
皆おいしく食べながらのビンゴゲームでは豪華(??)景品も登場。和気藹々と学科を超えた交流で楽しい時間を過ごしました。ゆっくり休んで新学期元気に登校してね! pic.twitter.com/hlgv9jvhT8— 大阪電子専門学校[公式] (@OEC0043) 2017年3月1日このツイートをした中の人にとって、3学期終了パーティの参加者が20人分の豚汁を完食したことは、特筆に値することだった。だとすると、参加者の人数は、多くても30人程度だろう。もしも参加者が何十人もいたのなら、たとえ20人分の豚汁を完食したとしても、それが特筆に値すると思う人は誰もいなかっただろう。さらに、この学校のTwitter公式垢は、2017年の卒業式が挙行されたことを写真付きで報告している。今日は卒業式!
当校で2年間、プロになるための専門知識を学び、社会に貢献するために巣立つ学生たちを見送ります。
これからの皆様の活躍をお祈りします。元気で頑張ってね!!(≧∇≦)/ pic.twitter.com…